SECの和解に関する方針

SECと和解する場合,違反に関する事実について,”neither admitting nor denying”であるのが通常です。これが変わるかも知れないという話です。

SEC Actions writes:

The SEC is making a significant change to its Enforcement program which could impact any company or person settling an enforcement action as well as the program of the agency. SEC Chair Mary Jo White stated that the agency is going to change the way it settles enforcement actions, modifying its much criticized “neither admit nor deny” policy. Now, in select cases, the Commission will require that admissions be made as a condition of settling rather than permitting the defendant to “neither admit nor deny” the allegations in the complaint of its enforcement action.

正直言って,うまくいくとはとても思えないのですが,どうなのでしょう。

via Jones Day, GD&C, SEC Actions

Comcast Corp. v. Behrend, 133 S. Ct. 1426 (2013)

概要

Comcast判決*1は,Amgen事件の後,2013年3月27日に下された最高裁判決です。Comcast判決は,独占禁止法に関連してクラスアクションが提起され,そのクラスの認定が争われた事案です。独占禁止法と証券法という違いはありますが,その判示が証券クラスアクションにも影響を与える可能性があります。

続きを読む

論文の読み方

あるNYUの論文購読の授業では,学生は,各購読論文について短いエッセーを求められます。当該エッセーでのコメントについて,どのようなコメントが適切かという例示がシラバスの中で挙げられています。曰く,次のようなものだとされています。

  • 著者の経済分析の視座への不同意。

  • 筆者が作った仮定または著者の研究デザインに疑問を付す。もし,仮定や研究デザインに疑問を付す場合,なぜ仮定やアプローチが正しくない理由を明確に説明し,または,それを変えることでどのように著者の分析に影響を与えるかを説明しなければならない。

  • 論文で議論されていない著者の分析の含意。

  • 著者の調査結果を裏付けるまたは矛盾する追加の証拠。

  • 著者の分析を発展させるさらなる研究の提案。

論文購読の授業を実際に受けているので,参考にしたいと思います。

Amgen Inc. v. Connecticut Retirement Plans and Trust Funds, 133 S. Ct. 1184 (2013)

今年の2月に,連邦最高裁判所が表記の決定を下しています。クラスの認定の段階で重要性の立証が必要かという争点に対して,法廷意見は,クラスの認定の段階で重要性の立証は不要であり,また,被告が反証をすることもできないと判示しています。

  • 関連資料
    • In re Amgen Inc. Sec. Litig., 544 F. Supp. 2d 1009 (C.D. Cal. 2008)

      • 地裁におけるmotion to dismissの却下
    • Connecticut Retirement Plans and Trust Funds v. Amgen, Inc., 2009 WL 2633743 (C.D. Cal. 2009)

      • 地裁におけるクラスの認定
    • Connecticut Retirement Plans and Trust Funds v. Amgen Inc., 660 F.3d 1170 (9th Cir. 2011)

      • 高裁による原判決の維持
    • Amgen Inc. v. Connecticut Retirement Plans and Trust Funds, 132 S. Ct. 2742 (mem) (2012)

      • 最高裁による裁量上訴の許可
    • Amgen Inc. v. Connecticut Retirement Plans and Trust Funds, 133 S. Ct. 1184 (2013)

      • 最高裁による原判決の維持
  • 弁護士事務所のメモランダム,参考文献
    • Simpson Thacher & Bartlett LLP, Memorandum, The Supreme Court Holds That Class Certification of Rule 10b-5 Claims Does Not Require Proof of Materiality (Feb. 28, 2013)

Don’t-Ask-Don’t-Waive

Revlon義務に関して,Koehler v. NetSpend Holdings Inc., 2013 WL 2181518 (Del. Ch. May 21, 2013) (Glasscock, V.C.)を紹介しましたが,don’t-ask-don’t-waive条項については,過去に次の2つの事例があります。他にもあるかもしれませんが,とりあえず。

via RL&F, WLR&K, CGS&H, MoFo, Jones Day, DealLawyers.com, Ropes & Gray

仲裁条項によるクラスアクションの排除

D&O Diaryが,会社附属定款での仲裁条項に関して,記事を書いています。

The question of whether or not a company can impose an arbitration requirement through its articles of incorporation or its by-laws drew a great deal of attention when The Carlyle Group, which was preparing to go public at the time, specified in its partnership agreement that all limited partners would be required to submit any claims to binding arbitration. (I discussed Carlyle’s initiative in a prior blog post, here.) Ultimately, the SEC used its control of the registration process to prevent Carlyle from including this provision. But as illustrated in an April 22, 2012 article by Carl Schneider of the Ballard Spahr law firm on the Harvard Law School Forum on Corporate Governance and Financial Regulation (here), the idea continues to have its advocates and it seems likely that sooner or later there will be a case or circumstance testing the permissibility of arbitration provision in articles of incorporation or corporate by-laws.

仲裁条項によるクラスアクションの排除に関する連邦最高裁判所の判決の続きということで。

via D&O Diary

仲裁条項によるクラスアクションの排除に関する連邦最高裁判所の判決

American Express v. Italian Colors Restaurant, 2013 WL 3064410 (June 20, 2013)では,Shearman Actに関する訴訟について,クラスアクションの放棄の条項が存在しており,原告が当該条項がFederal Arbitration Actに反するとして訴訟を提起しました。

連邦最高裁判所は,当該仲裁条項の有効性を否定した高裁判決を覆しました。

証券クラスアクション1会社法への影響があるかもしれません。

via Forbes

  1. Barbala Black, Eliminating Securities Fraud Class Actions Under the Radar, 2009 Colum. Bus. L. Rev. 802. []

早稲田での資料収集リンク集

早稲田での情報収集に関するリンクを集めました。

  • 法学紀要データベース学外から

    • 青山法務研究論集/青山学院大学 大阪市立大学法学雑誌/大阪市立大学 大宮ローレビュー/大宮法科大学院大学 学習院大学法学会雑誌/学習院大学 学習院法務研究/学習院大学 鹿児島大学法学論集/鹿児島大学 法と政治/関西学院大学 法政論集/北九州市立大学 九大法学/九州大学 法政研究/九州大学 近畿大学法科大学院論集/近畿大学 慶應法学/慶應義塾大学 警察政策研究/警察大学校警察政策研究センター 甲南法務研究/甲南大学 神戸法学雑誌/神戸大学 神戸法学年報/神戸大学 国学院法学/国学院大学 創価ロージャーナル/創価大学法科大学院 大東ロージャーナル/大東文化大学 千葉大学法学論集/千葉大学 CHUKYO Lawyer/中京大学 筑波ロー・ジャーナル/筑波大学 東海法科大学院論集/東海大学 国家学会雑誌/東京大学 法学協会雑誌/東京大学 東京大学法科大学院ローレビュー/東京大学 東洋法学/東洋大学 白山法学/東洋大学 獨協ロー・ジャーナル/獨協大学 法政理論/新潟大学 法務研究/日本大学 白鴎法学/白鴎大学 白鴎大学法科大学院紀要/白鴎大学 一橋法学/一橋大学 広島法科大学院論集/広島大学 修道法学/広島修道大学 松山大学論集/松山大学 明治学院大学法科大学院ローレビュー/明治学院大学 桃山法学/桃山学院大学 山梨学院大学法学論集/山梨学院大学 立教法務研究/立教大学 立正法学論集/立正大学 琉大法学/琉球大学 早稲田法学/早稲田大学
  • Lex/DB (学内からのみ)

  • D1-Law学外から

  • Westlaw Japan学外から

  • 商事法務学外から

  • 資料版商事法務学外から

  • NBL学外から

  • 日経テレコン21学外から

  • 東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー学外から

  • 日経BP記事検索サービス学外から

  • HeinOnline学外から

  • Westlaw学外から

    • ログインした後,画面一番一番上中央のDirectory''をクリックします。すると,画面の左側に,Search for a database”という表示が出てきます。ここでデータベースの検索ができます。私がよく使うデータベースは,次のようなものです。
    • DCT:米国の連邦地方裁判所の判決および決定。例えば,新しい連邦地裁判決がある場合に用いる。
    • DE-CS:デラウェア州の州裁判所の判決および決定。例えば,新しいデラウェア州衡平法裁判所の判決を探す場合に用いる。
    • SCT:米国の最高裁判所の判決および決定。
    • CTA:米国の控訴裁判所の判決および決定。
    • ALLFEDS:米国のすべての連邦裁判所。最高裁,高裁,地裁を含む。
    • ALLCASES:連邦と州の両方の事案を検索できます。私はあまり使いません。
    • JLR:Law ReviewやLaw Journalの検索のためのデータベース。
    • PLEADINGS:訴答段階で,検索したい場合に用いる。時々使います。
    • MOTIONS:motionを検索したい場合に用いる。
    • BLACKS:Black’s Law Dictionary
    • FPP:Federal Practice and Procedure
  • Lexis学外から

    • Financial Times (London) Archive(早稲田でFTを読むなら)
  • Oxford Journals学外から

    • American Law and Economics Review
    • The Journal of Law, Economics, and Organization
    • Oxford Journal of Legal Studies
  • Cambridge Journals Online学外から

  • Econlit学外から

  • SciVerse ScienceDirect学外から

  • Web of Science学外から

  • New Palgrave Dictionary of Economics学外から

  • ProQuest Newspapers学外から

    • New York Times
    • The Guardian
    • The Observer
    • The Washington Post
  • Factiva学外から

    • Wall Street Journal
  • ebrary学外から

  • Japan Knwoledge Plus学外から

  • Oxford English Dictionary学外から

  • 中央経済 (学内のみ)