理論経済学から実証経済学へ

himaginary氏

フォックスが引用したテキサス大学のダニエル・ハマーメッシュ*1の2013年のJournal of Economic Literature論文によると、主要誌に掲載された理論系論文の割合は、1983年のピーク時には6割程度に達していたが、2011年には3割を切ったとのことである。低下のかなりの割合は1993年までに起きているが、その明らかな理由の一つはパソコンの普及である、とフォックスは述べている。その後のインターネット時代の到来と資料のデジタル化によって、公表データをそのまま使うのではなく独自にデータを加工した研究が増え、それが1993年以降の実証系研究の増加の殆どであった、とフォックスは言う。またフォックスは、実験経済学の研究が増えていることも指摘している。

via himaginary氏

N. Gregory Mankiw, What the President Could Learn From Professional Economists, New York Times, March 10, 2017

A second cause of slower economic growth is the decline in productivity growth, which has occurred not just in the United States but in most advanced economies. The reason for this slowdown is not fully understood, but I recently heard one explanation at a seminar given by the Stanford University economist Charles I. Jones.

According to a recent paper by Mr. Jones and three co-authors, the number of Americans engaged in research has increased more than twentyfold since the 1930s, yet there has been no similar explosion in productivity growth. Their interpretation is that big ideas are just getting harder to find. Unfortunately, there is no sign that this is about to change.

マンキュー経済学の十大原理への修正

himaginaryさんの日記にて翻訳を読むことができます。例として,トレードオフ原理については,「フリーランチというものは無いが、時々サンドイッチを掠めることはできる」とされています。

トレードオフ原理

フリーランチというものは無いが、時々サンドイッチを掠めることはできる*2。

(標準版)人々はトレードオフに直面している:あるものを得るためには何かを諦めなくてはならない。意思決定においてはある目標と別の目標を引き換えにすることが要求される。

himaginaryさんの日記では,Mankiw教授からの反論の要約も掲示されておられます。

via himaginaryの日記

2013年のノーベル経済学賞

Nobel Economics 2013

2013年のノーベル経済学賞の受賞者が, Eugene F. Fama教授,Lars Peter Hansen教授およびRobert J. Shiller教授の3名と決定しました

Fama教授が受賞できた点も不安があったので嬉しいですが,著書を読んで大きな影響を受けたShiller教授の受賞が特に嬉しいです。

  • Robert J. Shiller shares 2013 Nobel Prize in Economic Sciences

  • Fama and Hansen Discuss Winning Nobel Memorial Prize in Economics

  • Lars Peter Hansen on Winning Nobel Memorial Prize in Economics