Richard H. Thaler, Nudge, not sludge, 361 Science 431 (2018)

Sunstein and I stressed that the goal of a conscientious choice architect is to help people make better choices “as judged by themselves.” But what about activities that are essentially nudging for evil? This “sludge” just mucks things up and makes wise decision-making and prosocial activity more difficult.

ナッジが逆効果になる時

himaginaryさんの日記からナッジが逆効果になる時

しかし、ナッジマーケティングは良いことづくめではない。熱心に取り組むあまり、マーケティング担当者はナッジの使用に際しての幾つかの基本的な懸念を見過ごしてきた。そうした地雷原を理解していない会社は、マーケティングで逆効果を招くこともあり得る。きちんと考えられていないナッジは時限爆弾となって、爆発すれば会社の評判と忠実な顧客の信頼を損ないかねない。そうなる要因は多々あるが、ここでは3つの大きなものを挙げておく:

ナッジの法政策への利用

法学者によって行動経済学について書かれた論文として,尾崎安央「『行動経済学に基づく法と経済学』と会社法制—公開型株式会社における株主像を検討するにあたって—」尾崎安央=川島いづみ編『石山卓磨先生上村達男先生還暦記念論文集比較企業法の現在—その理論と課題』241頁(成文堂 ,2011)があります。その中で,Richard H. Thaler & Cass R. Sunstein, Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (update ed. 2009)1 が言及されています2

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  1. 邦訳は,リチャード・セイラー=キャス・サンスティーン(遠藤真美訳)『実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』(日経BP社,2009) []
  2. 尾崎安央「『行動経済学に基づく法と経済学』と会社法制—公開型株式会社における株主像を検討するにあたって—」尾崎安央=川島いづみ編『石山卓磨先生上村達男先生還暦記念論文集比較企業法の現在—その理論と課題』241頁,260頁注22(成文堂 ,2011)(引用省略)。 []