Martin Lipton Memos (2017)

  • Martin Lipton, Memos (2017)

 米国の組織再編法制の実務に影響を与え,また,近年では,企業統治の分野でも影響力を発揮している,Wachtell Lipton Rosen & Katzの弁護士であるMartin Lipton氏のメモランダムを集めたものです。Lipton氏のメモランダムは,教科書や論文などで引用されることがあるのですが,古いものについては原文を入手することが困難なことが多かったように思います。

 私は,ニューヨーク大学でWachtell Liptonの弁護士(David A. Katz氏とMark Gordon氏)による企業買収の講義を受講し,そこで幾つかのメモランダムが配られてから,Lipton氏のメモランダムを興味深く拝見してきました。本ブログでも,Lipton氏のメモランダムについて,度々言及しています。しかし,Lipton氏の執筆に係るメモランダムをすべて拝見したということではありませんでした。例えば,1988年11月3日の “The Interco Case” と題するメモランダムは,このPDFを見つけるまで拝見することができませんでした。このメモランダムは,Jeffrey N. Gordon, Corporations, Markets, and Courts, 91 Colum. L. Rev. 1931, 1959 n.95 (1991),Mark J. Roe, Delaware’s Competition, 117 Harv. L. Rev. 588, 626 (2003)などの論文で引用されています。今回,このメモランダムも含めて,Lipton氏の様々なメモランダムを読むことができるということで,紹介をいたします。デラウェア州会社法の歴史の実務の側面を垣間見ることができました。

アクティビスト・ヘッジ・ファンドの影響

最近は,こればかりという感じですが,Bebchuk教授が書いた論文について,Wachtell Lipton Rosen & KatzのLipton弁護士が反論しています。

この話題も興味深いのですが,Schedule 13Dの提出期限に関するBebchuk教授とLipton弁護士の議論がより面白いので紹介します。

via The Conference Board, The Conference Board, N.Y. Times Dealbook